夢日記 2017年

2017-09-21 08:15

 どこかの海辺の軍事施設で何かの研修を受けたようだった。ガラスが多くて青っぽいビルの建物だった。

 私はガラスでできた床の上で横向きに寝ていたが、頬の下から聞こえる「武器の使用を許可する(うろ覚え)」といった不穏な音声メッセージで目を覚ました。近くには人が何人かいて、ざわついていた。気になって海の方を見ると、夕立の前のような暗くて湿っぽい雰囲気で、靄がかっていた。その陸からあまり遠くない沖に、苔むした岩でできたような、何十メートルかありそうな巨大な四角いシーサー風の怪物がいて、ゆっくり陸に向かって歩いてきていた。おそらく出現してからしばらく経っていて、ずいぶん接近しているように見える。私は「なんで逃げないの!?」と大声で叫んだ。周りの人たちが慌て始めた。

 外に出ると、悲鳴を上げながら避難しはじめる人たちでいっぱいだった。私は黒い車の中から自分のカバンを引っ張り出したが、本当に持っていきたかったはずのもう一つの荷物は見つからず、諦めた。私には、現実では知らないけど夢の中では親しかった男の同行者がいて、一緒に走って逃げた。祖母の家の玄関を広くしたようなところで、自分の赤いスニーカー(架空の記憶)を探しながら、同行者に「赤派? 青派?」のように尋ねたが、返事は不明。

 玄関から外に出て、横浜っぽい坂の多い住宅地を走っていた。いつ津波が来るか分からない。途中で3人いるおじさんとすれ違ったが、同行者と辺りを確認しながら走り続けた、動いてる交通機関は無いか等。しかししばらくすると、最初とは別の海水浴場に出てしまい、愕然とした。

 そこで5人組の若者と出会ったが、彼らは事態を知らないらしい。すごくどうでもいいことで、こちらに声をかけてきた。それを振り払いたい気持ちもあり、私は大慌てで「海にマジでやばいのがいるんだってば!!」と言った。しかし、階段の上から不思議そうに海を見た彼らの向こうには、晴れ渡った普通の海が広がっていた。

 なんだか分からないけど怪物は去っていたようだった。私は釈然としない気持ちで同行者と話しながら、青空の下、片瀬海岸っぽい灰色の石の地面を歩いていった。看板に『BLACK BRAIN』という小さな落書きがあった。

 場面が少し飛んで、私は実家のマンションのようなところで階段を昇っていた。同行者とバブル景気の話をした。世の中のお金が増えてから現実の価値が追従するまでのわずかな時間が幸せだったのだろうなと考えた。ノーベル経済学賞を受賞したアインシュタイン(※受賞してない)のことを思った。

2017-05-06 12:43

 空が青くなってきたくらいの夕方の浜辺を歩いていた。ここは、江ノ島まで続く広い道路と交差している道だった (このイメージは昼だった)。浜辺に布団が落ちていて、父とすれ違ったので何か会話した。

 気がつくと線路の上を歩いていた。草むらの上の『てにをは線』の細い線路だ。周囲には背の高くない木が茂っている。私は、この先に行くと横須賀に着くことを知っていた。前にこの道は行ったことあるし、地図でも見たからだ。地図上でこの路線は、JRの縞々の線に『てにをは線』と文字が書かれており、線路以外は真っさらで何もマークが無かった。海に細く突き出た陸地に線路がひかれている地形で、木で見えないが、周りには海があるらしい。でも前に来たときは、途中で引き返したんだった。

 いつの間にか私は、母・妹・父方の祖母と一緒に、てにをは線の上を歩いていた。電車が来る気配は無く、気にしてもいなかった。途中で横に草木に埋もれた木造の家が出てきたので、玄関ではないどこかからか中に入った。ふすまを開けて歩いて行くと、和室が連なっている大きな家であることが分かった。いくつめかの部屋で、白塗りに着物を着た女が何人か談笑していたけど、お互い会釈した程度で通り過ぎた。その隣の部屋で、母が鞄から餅とあんこが分かれてる大福を取り出して、祖母と私に手渡した。少し遅れて妹が入ってきた。

(この先に母・妹・祖母は出てこない。)

 てにをは線に戻って歩き続けていると、横にデパートが現れた。草木に埋もれて汚らしく見え、全体像がわからない建物だった。

 中に入ると人でごった返していた。私はソフトバンクらしきテナント (でも赤と白基調) のカウンターに座った。隣にいた高校生くらいのカップルの男が話しかけてきた。彼は髪を金髪にして刈り上げてて、襟足が長くて、下から睨みつけるような話し方をするヤンキーだった。話していると、なぜか彼は私の名前を知っているようだった。どうやって知ったんだと聞いたら答えづらそうにしていたが、私は、昔から何かで見かけてただろうし悪目立ちするほうだから別に気にしてない旨を伝えた。

 しばらくして用が済む (内容は失念) と、人だかりの中、ソフトバンクのお姉さんがパチンコ玉より一回り大きな銀色の玉を、カウンターで話していた客にだけ配ってきた。それは100万円くらいの金品が当たるクジのチケットのようなものらしい。

 私は席を立って上りエスカレーターに乗ったが、高校生カップルがなぜか後ろについて来ていた。女は相変わらずこちらを見ないし喋らない。

 私は言った。「ソフトバンクはこういうの多すぎなんだよ、当たるか分からない大金で釣って登録させようとする。LINE PAYのお年玉と同じだ (※なぜかこの時の私はソフトバンクとLINEが同じ会社だと勘違いしている)。もし当たったとしても、こんなところまで来なきゃいけない」それを聞いた男は不思議そうな顔をしていた。

(この先に高校生カップルは出てこない。)

 デパートの上の方の階で、ゴ魔乙のキャンペーンをやっていた。設置されている機械で何かすると、新章?の乙女を一人貰えるようだった。でも私には、前にも似たような企画があったという架空の記憶があった。その時のキャラは実装されなかったし、今回のキャラもその時のキャラを少し変えたような感じだった。画風も今までのゴ魔乙と違っていて、魅力の無いプリキュアみたいだった。

 まだ性能も見てないのにこの場でキャラを決めなきゃいけなかったので、少し困った。結局、どれにも決めなかった。機械に映されてる画面を見ると、私はマルチプレイ (※実在しない) の履歴?か途中のデータ?が3件あるらしかった。ひとつはランク425のプレイヤーだった。

 気がつくとまた、てにをは線の上を歩いていた。私は男で、分かれた彼女がいるという架空の記憶があった。東京で一緒に暮らしてたから気づかなかったけど、最初からこの辺 (男の実家?) に住んでたらすぐ分かっただろうな、と思った。男は彼女が田舎で暮らすのを楽しんでると思ってたけど、彼女はそうじゃなかったのだ。

 深い後悔の念にとらわれながら、線路の上を歩き続けた。

2017-01-01 11:45

 昨日までの記憶がなかった。でもどこかの学校にいて、私はそこの生徒らしかった。

 私は宇宙人の男の子だった。自分では触手のような手足をしてると思ってるけど、見ると実際には人間の女のものだった。

 学校の授業は楽しかった。ほかの生徒は私の友達みたいだった。記憶は無いけど昨日までもここにいて、ずっと学校の生徒をやってたんじゃないかと思った。

 でも、次は体育の時間らしいのに、私は自分が体育館シューズを持っていないことに気づいた。よく考えると……教室にあるはずの自分のロッカーがわからない。

 ほかの女の子に、次は体育なのか確認すると、訝しげな顔をされた。体育館シューズを持ってないことを言うと、冷たい態度で「だってあんたは異世界人だから」と突き放された。

 やっぱり私は昨日までもここにいたわけじゃなく、いきなりやってきたらしい。でも、みんなが合わせてくれていたらしい。

 立ち尽くしていると、横を別の女の子が通った。彼女はまつ毛が落書きみたいで顔がバグったセーラームーンといった感じで、ルナという名前だった。どちらかというとオタク寄りのタイプ。私は階段を降りていく彼女を追いかけて名前を呼んで、自分が本当は宇宙人で、ここがどこだかわからなくて、体育の時間どうすればよいのかということをいっぺんに尋ねた。

 ルナは用心深く辺りを見回して、肩を縮めた。小声で私に「ついてきて」と言い、私の手を引っ張って足早に歩いていった。

 連れていかれた先は、体育館ではなく下の階の別の教室だった。そこでは美術?か何かの授業をやっていて、彼女はその教室の空いている席に私を座らせた。そして配られているプリントの『画:』と書いてあるところを指差して、「これはロケーションを指してる」と言った。(改めて見ると私は字も微妙に分からなかった。数字はわかる。)

 どうやら、私がここがどこだか分からないというので、位置を特定する知識を教えてくれる教室に連れてきてくれたらしい。それに、体育の授業も出なくていいみたい。ルナはずっと小声で、こういう時に学級日誌にどう書けばごまかせるかを教えてくれた。異世界人は時々いるらしく、でもこんな感じでやっていけばいいらしい……。

 何かを調べるためにパソコンでSQL Server Management Studioの画面を開いていて、『上位200行を編集』をやろうとしたら、目が覚めた。