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シベの夢日記

 空が青くなってきたくらいの夕方の浜辺を歩いていた。ここは、江ノ島まで続く広い道路と交差している道だった (このイメージは昼だった)。浜辺に布団が落ちていて、父とすれ違ったので何か会話した。

 気がつくと線路の上を歩いていた。草むらの上の『てにをは線』の細い線路だ。周囲には背の高くない木が茂っている。私は、この先に行くと横須賀に着くことを知っていた。前にこの道は行ったことあるし、地図でも見たからだ。地図上でこの路線は、JRの縞々の線に『てにをは線』と文字が書かれており、線路以外は真っさらで何もマークが無かった。海に細く突き出た陸地に線路がひかれている地形で、木で見えないが、周りには海があるらしい。でも前に来たときは、途中で引き返したんだった。

 いつの間にか私は、母・妹・父方の祖母と一緒に、てにをは線の上を歩いていた。電車が来る気配は無く、気にしてもいなかった。途中で横に草木に埋もれた木造の家が出てきたので、玄関ではないどこかからか中に入った。ふすまを開けて歩いて行くと、和室が連なっている大きな家であることが分かった。いくつめかの部屋で、白塗りに着物を着た女が何人か談笑していたけど、お互い会釈した程度で通り過ぎた。その隣の部屋で、母が鞄から餅とあんこが分かれてる大福を取り出して、祖母と私に手渡した。少し遅れて妹が入ってきた。

(この先に母・妹・祖母は出てこない。)

 てにをは線に戻って歩き続けていると、横にデパートが現れた。草木に埋もれて汚らしく見え、全体像がわからない建物だった。

 中に入ると人でごった返していた。私はソフトバンクらしきテナント (でも赤と白基調) のカウンターに座った。隣にいた高校生くらいのカップルの男が話しかけてきた。彼は髪を金髪にして刈り上げてて、襟足が長くて、下から睨みつけるような話し方をするヤンキーだった。話していると、なぜか彼は私の名前を知っているようだった。どうやって知ったんだと聞いたら答えづらそうにしていたが、私は、昔から何かで見かけてただろうし悪目立ちするほうだから別に気にしてない旨を伝えた。

 しばらくして用が済む (内容は失念) と、人だかりの中、ソフトバンクのお姉さんがパチンコ玉より一回り大きな銀色の玉を、カウンターで話していた客にだけ配ってきた。それは100万円くらいの金品が当たるクジのチケットのようなものらしい。

 私は席を立って上りエスカレーターに乗ったが、高校生カップルがなぜか後ろについて来ていた。女は相変わらずこちらを見ないし喋らない。

 私は言った。「ソフトバンクはこういうの多すぎなんだよ、当たるか分からない大金で釣って登録させようとする。LINE PAYのお年玉と同じだ (※なぜかこの時の私はソフトバンクとLINEが同じ会社だと勘違いしている)。もし当たったとしても、こんなところまで来なきゃいけない」それを聞いた男は不思議そうな顔をしていた。

(この先に高校生カップルは出てこない。)

 デパートの上の方の階で、ゴ魔乙のキャンペーンをやっていた。設置されている機械で何かすると、新章?の乙女を一人貰えるようだった。でも私には、前にも似たような企画があったという架空の記憶があった。その時のキャラは実装されなかったし、今回のキャラもその時のキャラを少し変えたような感じだった。画風も今までのゴ魔乙と違っていて、魅力の無いプリキュアみたいだった。

 まだ性能も見てないのにこの場でキャラを決めなきゃいけなかったので、少し困った。結局、どれにも決めなかった。機械に映されてる画面を見ると、私はマルチプレイ (※実在しない) の履歴?か途中のデータ?が3件あるらしかった。ひとつはランク425のプレイヤーだった。

 気がつくとまた、てにをは線の上を歩いていた。私は男で、分かれた彼女がいるという架空の記憶があった。東京で一緒に暮らしてたから気づかなかったけど、最初からこの辺 (男の実家?) に住んでたらすぐ分かっただろうな、と思った。男は彼女が田舎で暮らすのを楽しんでると思ってたけど、彼女はそうじゃなかったのだ。

 深い後悔の念にとらわれながら、線路の上を歩き続けた。

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去る512時間前、キリウ君は折れてない千歳飴を渡してきて、ぼくが折るよう仕向けた。1024時間前、彼はこの世のものではないハッシュアルゴリズムでひとりブロックチェーンを始めていた。